練馬区石神井の区立池淵史跡公園で31日、移築工事中の萱葺(かやぶ)き古民家の土壁塗りに小学生らが挑戦した。区の有形文化財に指定された古民家の復元作業を体験することで、先人の知恵を体感してもらおうという試みだ。
この古民家は同区中村にあった旧内田家住宅。区の調査では明治20年代初頭の築と推定され、平成18年まで住宅として使われていた。区は今年3月に開館予定の「ふるさと文化館」の屋外展示施設として移築工事を進めている。
この日は、小学生27人と保護者らが参加。左官職人、廣瀬茂さんらの指導で、ワラと水を混ぜた壁土を長靴で足踏みして練り込み、竹を縦横に組んだ壁の下地に塗り付けていった。壁土がなかなか付かず、苦戦する姿も。小野田吉兆(きよし)君(8)は「泥の粘着力が強くて足が抜けなくなった」と話しながら楽しんだ様子だった。
旧内田家住宅に住んでいた森本静子さん(72)も作業を見守り、「わが家がこんな形で残っていけることがうれしい。この家を見ていると当時の記憶がよみがえる」と目を細めた。
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